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電子工作教室 読者レポート 〜スタッフとして参加して見えたもの〜

JG1FYA 横山駿也

10月23日に秋葉原の富士ソフトアキハバラプラザにて「オーディオ&ホームシアター展 TOKYO」の一環として秋葉原駅前商店街振興組合の主催で“カラオケマシーンをつくろう!”と題して親子で参加する電子工作教室が実施されました。

オーディオ展では各音響メーカーのブースがあり最新の音響機器の実演や販売、東洋計測器さんによるジャンク市などが行われていました。

当日は、私は群馬から電車で東京に行き9時頃に秋葉原に到着しました。オーディオ展での電子工作教室の参加は昨年に続き2回目になります。

そして会場に到着すると早速、会場の準備を行いました。各テーブルにハンダごてや道具、工作で使用するキットを並べていきます。

10時頃になると参加者の方々が来場されて来ました。今回の電子工作教室では11組の親子の方々が参加されました。

昨年に比べると参加人数が少ないのですが今回の参加者の方々は、電子工作をするのが初めての方でハンダごてを握るのも初めてという方が、ほとんどでした。

そして参加者のみなさんが集まったところで電子工作教室が始まりました。まず、初めに電波新聞社の方から今回の電子工作教室の概要の説明があり、次に秋葉原駅前商店街振興組合の理事長で東洋計測器社長の八巻理事長の挨拶がありました。その後にハンダメーカーの千住金属工業の方からハンダ付けの講習がありました。

ハンダの種類など専門的なお話から、正しいハンダ付けの方法を模型で用いながらの説明を受け、その後全員でハンダ付けの練習を行いました。最初は上手く出来なく苦戦していた子供たちでしたが、練習を重ねるごとに上達されていました。

ハンダ付けをマスターしたら本題である「カラオケマシーン」の製作に取りかかりました。 今回のハンダ付けは今までの電子工作教室で行うキットの基盤に部品をハンダ付けするのではなくユニーバーサル基盤に部品をハンダ付けする実践的なハンダ付けでした。そのため参加者の方々は苦戦されていました。スタッフの指導を受けながら徐々にカラオケマシーンを完成させていきました。

そして全員の方が完成して通常の曲の声の部分だけをカットして流すことが出来ました。 カラオケマシーンを使ってみて作った子供たちも付き添った保護者の方々も音が鳴りボリュームを調整すると段々と曲から声が消えていく様子に大変、驚き感動されていました。

最後に全員で記念撮影を行いましたが、全員が満足な表情をしておりました。電子工作教室が終わったあとに参加した子供たちのアンケートに目を通しましたが「ハンダ付けが難しかった」「また電子工作教室に参加したい」との声が寄せられていました。

また、私は参加者の方に向けて「身近なもので作るゲルマニウムラジオ」という冊子を持参して参加者に配布して実際に作ったラジオを電子工作会場に持っていき展示をしたのですが、そこでとても印象に残ることがありました。電子工作教室に参加していた小学生の男の子がゲルマラジオを見て「こんなのでラジオが受信出来るの!?」と言って大変、驚いていました。

そこで私は、その男の子に簡単なラジオの仕組みを紹介しました。「ラジオのチューニングはバリコンという部品で行い、このラジオではアルミホイルを巻いたダンボールの接している面積を変化させてコンデンサを可変させています」と説明すると男の子が今日、作ったカラオケマシーンを見せて「コンデンサは、この部品だよね」と言って基盤のコンデンサを指さしながら言いました。

電子工作を初めて行った男の子が電子部品をしっかりと理解されていたことに私は“今日の電子工作教室で覚えたことが、しっかり身に付いている”と実感しました。

また、「このラジオはゲルマニウムダイオードを使っているが、これは石(鉱石)でもラジオを聴くことが出来ます」と言うと男の子は、「すごい!!」と言っていました。私は、この男の子を見ていて初めてゲルマニウムラジオで放送を聴いた時の自分の姿に似ているものを感じました。

最後に、全員が満足することの出来る電子工作教室だったので私自信スタッフとして参加して子供たちが苦戦してハンダ付けを覚えている様子や親子で一緒に製作されているところ、そして完成した時の喜びの笑顔を目にすることが出来て、とても充実した1日でした。

今回の電子工作教室でカラオケマシーンを完成させて音が鳴ったときの「感動・喜び」を胸に刻みこんで、このことをきっかけにして電子工作の世界に入っていって欲しいと思いました。

2011.12.19 更新